幻のストール(その30)
素晴らしい刺繍や、素敵な色のストールでマダムももっとも気になっているようなストールにかぎってなぜか撮影をしそびれているものがあります。
もともと素晴らしいストールですので、ふと青山サロンにいらっしゃったお客様の目に留まることが多々あります。当然すでに撮影を終わっているとマダムは思い込んでしまっています。
マダムの思い入れが強いだけに、ご来店のお客様にあっという間に売れてしまうと、突然永遠の別れが訪れてしまい、すごく悲しむことになります。
そんな大切なストールを懐かしんで書きだしたのが「幻のストールシリーズ」のブログです。
実は今日もそういうことがありました。
二枚だけ通常入手できないファミリーからのストールを日本に持ってくることができました。
使っている生地も上質で、刺繍のデザインもかなり複雑で、他のファミリーにはないオリジナル、その上、刺繍糸の色使いが上品で魅力的です。
黒地なのですが、明るい、若草色や水色や白などが使われているさわやかな刺繍で特別な花柄でした。
若草色のベースのもう一枚のストールと色違いですが、まるで雰囲気が違う仕上がりでした。
当然撮影は終わっていると思い込んでいましたが、夜になって撮影をしていなかったことに気づきました。
お客様とはゆっくりお話していたので、撮影をお願いすることも可能だったのに、本当にうっかりしていました。
ついに本物の幻のストールになってしまいました。
願わくば、次にご来店の際にお客様が持ってきてくださることを祈るばかりです。
お店に残ったもう一枚はこんなストールです。
このストールも売るのをやめてしまおうか迷っているくらい素敵です。
今のところ、ネットには掲載されておりませんが、青山サロンでご覧になれます。
ストール専門店インドリーム マダム芳珠