東日本大震災から5年、インドリーム設立11周年!
東日本大震災の当日はインドリームのパンフレットの最終稿が出来上がり、
印刷するだけになって、ほっとしてオフィスに帰ったところでした。
午後の静かな時間に突然大きな揺れを感じ、皆で外へ飛び出しました。
揺れは長かったですね。幸いインドリームは棚の荷物もほとんど落ちることもなく、
小さい加湿器が飛んでしまっただけでしたが、再び揺れるかもしれない恐怖で
しばらくはオフィスには戻れず、青山通りに立ちすくんでいました。
他の方たちも同じで、青山通りを走行中の車もすべて止まり、道路の中央には車外に
とび出た人たちが呆然と立っていました。
そんな時、湾岸では火の手が上がっているようだという話も伝わってきて、自宅に
電話してもつながらず、不安が山のように襲ってきました。
何も大した被害のない私たちでさえ、こんな状況でしたので、震源地に近い方たちの
驚きや津波の恐怖は計り知れないものだったことでしょう。
そんな中でもこの5年間、一歩一歩復興されている東北の姿を見て、本当にすごいと思います。
震災直後は、東京でさえ原発の恐怖で、仕事もままなりませんでした。
東京から外国人の姿はほとんどなくなりました。大阪に本社移転したほうが良いという話も
あちこちで本気で検討されていました。
しかし、ヤマト運輸さんはいち早く業務を再開し、また、なぜか関東以外の地域からの注文が入り、
インドリームも少しずつ仕事も続けておりました。
せっかく出来上がったパンフレットの原稿も、今後商売を続けていかれるのか不安で、一か月以上
印刷を延ばしました。それでも何とか落ち着き、しばらくして、待望のパンフレットは出来上がりました。
あれから、そのパンフレットは好評で、今も使い続けております。
おかげさまで3月3日にインドリームは設立11周年を迎えました。
青山通りの表参道とインドリームの間の数百メートルの狭い区間のビルの店舗も
10年たつとすっかり様変わりしました。
永遠に続くと思っていたお隣の老舗の和菓子屋紅谷さんは移転してしまいました。
右隣の印鑑屋さんは店を閉じて、次のチョコレートショップも移転してしまいました。
すぐ近くにポルシェセンターもできました。
インドリームは同じビル内で移転、3階の青山通り側に移り、少し広くなりました。
震災からまだ5年しかたっていないという気がしますが、個人的には孫が次々と生まれ、
5人のかわいい孫に囲まれる幸せなおばあちゃんとなりました。
次の5年間は、インドリームの飛躍の年になるよう頑張りたいと思っています。
東北の方たちもようやく復興の節目に立って、これからが正念場とおっしゃっていますが、
一緒に私たちも頑張って少しでも利益を多く上げて、日本やインドの困っている方を助けられるような
一人前の会社にしたいと思います。
今後ともどうかよろしくお願いいたします。